京都織物卸商業組合

マティスとルオー －友情50年の物語－

20世紀フランス絵画を彩った、アンリ・マティス（1869-1954）とジョルジュ・ルオー（1871-1958）。かたや色彩画家、かたや宗教画家として稀有な画風を確立し、その名を輝かせたふたりは、強い友情で結ばれていました。両者の間に交わされた手紙を交えつつ、マティスの貴重な初期作品や、ルオーの重要な版画集『気晴らし』の油彩原画シリーズ全点など、初来日作品を含む約140点により、その50年の友情と芸術の軌跡をたどる展覧会。

と　き：４月４日（火）～５月２８日（日）
ところ：あべのハルカス美術館

遥かなるルネサンス　天正遣欧少年使節がたどったイタリア

16世紀後半のイタリアを訪れた天正遣欧少年使節の足跡をたどりつつ、“日本人が初めて見たヨーロッパ文化”“日本人が初めて見たイタリア･ルネサンスの芸術”に焦点を当てて、ルネサンスの豊穣なる美の世界を探求する展覧会。天正遣欧少年使節が訪れたイタリア各地の都市の美術を訪問順に紹介し、それぞれの都市に花開いた特色ある美術品が出品されます。とくにメディチ家のお抱え画家ブロンズィーノが描いた《ビア・デ・メディチの肖像》と、2014年に奇跡的に再発見された《伊東マンショの肖像》は本展の見どころのひとつです。

と　き：４月２２日（土）～７月１７日（月・祝）
ところ：神戸市立博物館

技を極める
－ヴァン クリーフ＆アーペル　ハイジュエリーと日本の工芸

「技を極める」をテーマに、フランスを代表するハイジュエリーメゾンのヴァン クリーフ＆アーペルの秀逸な作品が伝える「技」と、長い歴史の中で生まれた七宝や陶芸、漆芸、金工などの日本工芸の「技」の対比や結びつきが紹介されます。ハイジュエリーと工芸のコラボレーション作品も特別出品。フランスと日本の技の競演をお楽しみください。

と　き：４月２９日（土・祝）～８月６日（日）
ところ：京都国立近代美術館