日 時 平成24年3月23日(金)13時30分~15時30分(受付13時~)
会 場 からすま京都ホテル2階「双舞の間」
講 師 小山 弓弦葉 氏 (東京国立博物館主任研究員)
テーマ 華麗なる京都の染織文化ー染織祭と時代衣装ー
参加料 無 料
内 容 京都は古くは平安時代から機業地として発展し、江戸時代以降は京都・西陣を中心にした絹織物の生産や染め物の発展で栄えた土地です。昭和に入ると〝染織大国・京都〟と呼ばれ、日本の絹製品の中心地として重要な役割を担ってきました。 そのような背景の中、昭和6年~15年には染織業界主導による『染織祭』が挙行され、やすらい花踊りや時代衣装行列などを加えて京都三大祭に匹敵する盛大なお祭りとして発展していきます。豪華絢爛なお祭りは染織大国・京都を象徴するものでしたが、昭和12年蘆溝橋事件を皮切りに、しだいに戦争の気運が高まり、ついに祭りは中止。その後長い年月を経て人々の記憶からも薄らいでいきました。 今回は、この『染織祭』時代衣装行列のために吉川観方、関保之助らが監修し、当時の職人達により最高の染織技術を使って復元された時代衣装にスポットをあて、東京国立博物館の小山弓弦葉さんのお話とともに現存する衣装をご覧いただきます。 先人の知恵と技が結集した「物作りへの情熱」に思いを馳せ、京都の歴史を繋げていきたいと存じます。ぜひこの機会に多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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