組合について

代表挨拶

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新年あけましておめでとうございます。

平素より当組合の活動に温かいご支援・ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
 

振り返れば昨年は、物価上昇による原材料費の高騰や賃上げ対応など、中小企業にとって厳しい状況が続いた一年でした。エネルギー価格の変動や地政学的リスク、通商政策の不透明さなど世界情勢は落ち着かず、国内でも人口減少による労働力不足や社会格差の拡大など、先行きへの不安が募る場面が多く見られました。一方で、AIをはじめとしたデジタル技術の急速な発展が新しい社会を切り拓く原動力になるという期待も高まっています。
 

繊維業界では、国内衣料品市場の縮小を背景に海外製品との価格競争が激しくなり、従来の収益構造が大きく変化しています。各産地では、地域と連携したオープンファクトリーなどの取り組みを通じ、企業同士の新しいつながりや顧客開拓を進め、持続可能な産業を目指した努力が続いています。また、環境負荷が大きいとされる繊維分野では、EUが先導するサステナビリティ関連の取り組みを踏まえ、国内でも衣料品の回収・リサイクル、資源循環システムの整備、環境配慮設計や情報開示など、取り組むべき課題が山積しています。
 

当組合は、昨年「京都織商というプラットフォームの活用」をテーマに、振興事業・研修事業・福利厚生事業などに取り組みました。振興事業では「11月15日きものの日」事業、七五三詣りや十三まいりの招待事業など、きものの着用促進や通過儀礼の啓発普及に努めました。研修事業では新入社員研修、金融リテラシー向上セミナー、大阪・関西万博や長崎スタジアムシティの視察などを実施しました。福利厚生事業では、ボウリング大会やゴルフ大会、スポーツ観戦、文化事業など、組合員同士の交流を深める機会を設けました。また、開業6年目を迎えたアンテナショップ「きものステーション・京都」では、組合員商社の商品紹介やワークショップを行い、国内外からの来店者が年々増えています。
 

私たち卸売事業者は、産地で丁寧に作られた品々を、小売店を通して全国のお客様に届ける重要な役割を担っています。長い歴史と伝統のもと、多くの事業者が支え合い、それぞれの強みを生かしてサプライチェーンが成り立っています。このバトンをより良い形で次につないでいくことこそ、私たちの大切な使命です。今後も共存共栄の関係を強め、皆様と心を一つにして歩んでまいりたいと存じます。
 

今年の干支「丙午(ひのえうま)」は、火と午が組み合わさった力強い年とされ、情熱や行動力をもたらすとも言われています。このエネルギーにあやかり、皆様とともに着実に、そして大きく飛躍する一年にしていきたいと思います。
 

結びに、組合員各位の叡智を結集し、持続可能で活力ある業界の未来を切り拓くため、引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

 

 

 

令和 8 年 1 月 1 日 

  

京 都 織 物 卸 商 業 組 合

理事長  房本 伸也

 

 

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