KPAでは、平成17年度より業界共通の課題である後継者問題に取り組むべく、KPA京プリント後継者育成事業「メイキング・ワークショップ」と題し、将来の京都のプリント業界を担う方々が新たなものづくりにチャレンジするためのステージ作りを企画し始めました。
第3回目の「メイキング・ワークショップ2008」より、事業の目的を後継者育成にとどまらず、技術継承と発展を目指し、京都のプリント業界に携わる者の創作力や技術力の向上、京都のものづくり・京プリントのPRを目的として毎年展示発表会を開催しています。
「メイキング・ワークショップ2011・2012・2013」は、3年に亘り、「ECO/DCO」をプロジェクトネームに、ECO PRINT PROMOTIONとして、エコをテーマにプリント生地の制作に取り組み、「メイキング・ワークショップ2014」はテキスタイル産地とのコラボレーション企画に取り組みました。
構成4団体に所属する会員(普段は商品企画、図案制作、型製作、捺染・プリント加工等それぞれの分業業務に取り組む各工程のクリエーターや職人)が、設定されたテーマから受けたインスピレーションをテキスタイルに表現し、作品を制作しています。
今年度の「メイキング・ワークショップ2025」では、「楽しくなければプリントじゃない! 」をテーマに、プリントでの意匠表現に挑戦しました。
また「メイキング・ワークショップ2022」からは、若い人たちに“プリント”に触れていただく機会として、学生によるプリント生地を利用した“ものづくり”やテキスタイルデザインへの挑戦の機会づくり等にも取り組み、若い世代へのPRも行っています。
KPAでは、日本のプリント服地の産地 京都から発信するイベントとして「メイキング・ワークショップ」事業を続けています。
ぜひ会場で、参加者の発想と京都のプリント技術をご覧ください。
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